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常識を支え、拡張し、揺さぶるモノ

by Yuka Sato

「メディア」= 媒体。

そこで言葉を紡いでいくことに、何の意味があるのか、はっきりと解らないでいる。

しかし、そのぼんやりとした輪郭が、私の心を掴んで離さないから、せめて今日は「メディアの性格」を知るためにこれを書きたい。

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「媒体」とは、なかだちをするもの、媒介するもの。

なかだちをする人は時に「橋渡し役」であると表現される。

だとすればメディアとは、橋のような存在であると言えるのか。

橋を渡るのはどんな人間だろう?

荷物を背負った人。
たまたま通りすがりの人。
お年寄り、先生、子どもたち。
動物や木々、風。
人間だけではないかもしれない。

それぞれの常識をまとい、橋を見つめる。

あちら側への期待や希望、不安、恐れを抱きながらその橋を渡る。

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橋は、皆をあちら側からこちら側、
こちら側からあちら側へと
自由に行き来させる。

あちら側でもこちら側でも橋の上でも、さまざまな接点が生まれる。

皆それぞれに喜びや悲しみの感情を抱き、考えを拡張させていく。
あちら側とこちら側に、機能や役割が生まれる。やがてそれは文化になる。

大きな風が通れば、橋は時に、皆を大きく揺さぶる。

メディアとは
そんな性格のものなのだろう。


Yuka Sato
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